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躁鬱を治療する方法~ココロ病の救急医療隊~

うつにも見える病気

医療

繰り返されるパターン

躁鬱は一見するとただのうつ病にも見える場合があります。実際、精神科や診療内科においてもうつ病として誤った診断がされてしまうケースも少なくないと言われています。仮に躁鬱の病気を患っている人が、うつ病として誤った診断をされてしまい抗うつ薬による治療が行われた場合、病状が悪化してしまう事もあるとされています。これはうつの状態のみを改善する事で、躁鬱特有のハイの時のやや興奮気味に高ぶったテンションを悪化してしまいます。それによってより躁状態の時に起こる興奮状態が激しくなり、その後のうつ状態の時に自己嫌悪が増幅されてしまうのです。このような状況が何度も繰り返されてしまうと、患者さん本人に対する負担はもちろんの事、周囲の家族に対する負担も相当な物になってしまいます。躁鬱の時の躁状態が、深刻な社会損失に及んでしまう事も少なくありません。例えばお金をたくさん借りてしまい、全て見境無く買い物や投資などに使ってしまった。そしてその後の支払いが出来なくなり関係のない家族や親族になすりつけるという事をしてしまう場合もあります。躁状態の時には自分に自信満々であるため、やや興奮気味で周囲の意見を聞き入れず一方的に行動を取る場合が多いのです。そして、後日うつ状態が訪れる時に「なぜあのような事をしたのか」「認めたくない」という気持ちになってしまいます。そのため人に責任をなすりつけたり、濡れ衣を着せるような事をしてしまう場合もあります。こうした場合、周囲の人が理不尽な損害を被るためわがままや八つ当たりに巻き込まれてしまい、状況によっては裁判などの深刻なトラブルに発展してしまうのです。

トラブルの注意

躁状態の時に社会問題として捉えられるようなトラブルを起こしてしまった場合には、修復不可能になるほどの損害を被る事もあります。例えばお金がらみのトラブルによる家族の離散や、法律的な絶縁状態、または離婚などといった状況になります。職場では退職してしまう事以外にも、民事訴訟といった紛争問題に発展してしまう事もあります。こうした状況を作り出してしまうとうつ状態に切り替わった時に責任を取って対処する事ができず、自己嫌悪を繰り返してしまうのです。本人としては自覚がないような感覚になっています。そのため多少強引になってしまう事はやむを得ない場合もありますが、できれば周囲の人が精神科や診療内科による診断を勧めてあげるのも大切な事だと言えるでしょう。上記のように裁判や離婚などといった深刻な社会的損失が発生してしまっていたとしても、本人は精神病であるとは気がついていない事が多いのです。周囲からの指摘を促すだけでも、改善を促す大切なアドバイスになる場合があります。気がつかないと躁鬱の症状を患っている人を支えている人も、長い間本当に大変で辛い思いをし続けなければならない場合も多いのです。周囲を巻き込み、さりげなく不幸を作り出し続けてしまうため注意が必要になります。こうした症状は精神療法や薬物療法などによって実際に改善できたという人も少なくありません。実際に、インターネットのカウンセリングに関するコミュニティー掲示板などでは、上記のような深刻な躁鬱状態を克服して、ごく普通の辛くない生活を送ることができたと書き込みしている人も少なくありません。家族や、信頼できる友人など、信頼関係のある人と相談をして辛い症状について見つめ直す事で、躁鬱が深刻化する前に気がつく事ができる可能性があります。